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| クレジットカード業界 |
銀行はかつて都市銀行、地方銀行、第二地方銀行、信用金庫、信用組合など取引先の企業規模の住み分けがある程度はっきりしていました。しかし、バブル崩壊以降の不良債権処理の過程で、体力のない大手銀行が何行か消え、その後は以前は都市銀行といわれていた銀行同士が合併したり、それぞれの銀行業態同士で合併し名前を変えています。
この間まだ10年くらいの出来事ですが、銀行業界が不良債権処理に追われていた時期に、個人消費者を顧客にしていた消費者金融会社やクレジットカード会社、信販会社は、まったくその業績は順風満帆でした。いくつもの消費者金融会社が、上場会社として最高収益を続けていたのです。
今までクレジットカード業界は、銀行系、百貨店・流通系、信販系、その他メーカー系などの系列が比較的はっきり分かれていましたが、バブル経済崩壊後は銀行系カード会社が信販系の会社と合併したり、消費者金融系の会社と提携したりすることによって、カード発行会社の境界がはっきりしなくなってきています。
大手銀行は企業への貸し出しを躊躇せざるを得ないため、収益を安定して稼ぎ出す個人消費部門を持つノンバンクへ資金を投入し、高収益を稼ごうとしたためといわれています。例えば東京三菱銀行はクレジットカード会社であるDCカードを持ち、同時に消費者金融会社のアコムと提携してDCキャッシュワンという会社に出資しています。
銀行が、将来的に個人消費者相手の部門へ更に力を入れていくかどうかは疑問ですが、少なくとも当面の間、クレジットカード、消費者金融や住宅ローンなど、直接間接はあっても個人消費部門で資金注入する状況は続くといわれていますので、更に銀行の資金を中心としたクレジットカード会社の再編がありそうです。
比較的最近では、2002年にシティバンクグループが日本ダイナースを買収したり、消費者金融の武富士が国際ブランドのマスターカード発行権を取得したり、UFJ銀行が日本信販と提携してUFJニコスカードができましたので、今後ますます系統を超えたクレジットカード会社が誕生するといわれています。
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